ケーシーの工作室

Produced by こんたくん

クレジットを無線で入れませんか

 100円玉などのコインを入れて遊ぶマシン用に、無線のスイッチ、点滅回路、専用基板を組み合わせたコントロールボックスを作成し、クレジットを遠隔操作で入れられるようにしています。ダーツマシンに限らず、サービススイッチがあるマシンなら対応できるでしょう。

 100円玉を使わないので、マシンに触れる機会も減少し、新型コロナ感染対策にもなりますね(自治体の感染症対策補助金の対象になることもあるようです)。

 一口にマシンと言っても、色んなタイプがあるので、配線の細工が必要です。細工の方法によっては、メーカー保証外になり得ることがありますので、事前に確認をお願いいたします。

 導入による、不具合や損失に関しては責任を負いかねますので御了承下さい。


1.サービススイッチの改良(コネクターの追加)

 サービススイッチは回線を短絡することでクレジットを上げています。もっと簡単に言うなら、ショートさせた瞬間にクレジットが入ります。コントロールボックスを繋いだり外したりする度に配線を触るのは気持ちが悪いので、コネクターを付けて簡単に抜き差しが出来るようにしておきます。

 修理のことを考えて、ホームセンターでも手に入る、イヤホンジャック(モノラルタイプ)と2芯のリード線(約30cm)を使用しています。写真は、半田付けしたあと、端をグルーガンで補強しています。極性はありませんで、黒黒など一色のケーブルでも良いです。

 コネクターは、二股に分かれている物を作成しておくと、手動スイッチ、無線スイッチの2個を繋ぐことが出来るので便利です。

 コネクターが準備できたら、サービススイッチの回路と接続します。極性はないので、2本が別々の場所に接続出来れば良いです。

サービススイッチとの接続例

DARTSLIVE2 EXの場合

DARTSLIVE3の場合

(サービススイッチのボックスを取り外す際は、本体と接続されている線を引っ張って切らないように2人で作業する方が安全です)

スペクトラムの場合

2.コントロールボックスの設置

 一度、コントロールボックスとACアダプタを繋いで、送信機のボタンを押して見ましょう。正常に動けば、リレーがカチカチ動く音が聞こえます。

 マシンの外でコンセントが届くところに、コントロールボックスとACアダプタを設置します。後で信号ケーブルを繋ぐため、マシンの裏側や横などの近くが良いです。電源コードは繋がないままにしておきます。

3.信号ケーブルの配線と動作チェック

 ホームサンターでも手に入る、イヤホンプラグ(モノラルタイプ)と2芯のリード線(約2~4m)を使用しアダプターの信号をマシンの外に引き出します。

 自作される場合、まず、リード線とイヤホンプラグを半田付けします。半田付けしていない方のリード線の端は5mmほど被覆を剥いておきます。

 マシンを起動しておき、出来た信号ケーブルのイヤホンプラグをアダプターに差し込み、反対の被覆を剥いた銅線をショートさせる度にクレジットが入れば接続は成功しています。

 銅線がショートしないように、イヤホンプラグをいったん外して、むき出しの銅線はテープで覆っておきます。

4.マシン外部への信号ケーブル引き出し

 DARTSLIVE2 EXのマシンの場合、向かって左下に排気口があるので、排気口→フロントパネルの左の内側→ダーツの盤面裏(または全く逆のルートで)に、イヤホンプラグを接続していない側(テープで覆っている方)のリード線を通していきます。

 通し終わったら、銅線を半田レス3.5mmモノラルプラグ(下写真)にネジ止めします。ここでも極性はないので、別々に固定出来ればOKです。

(画像は、パーツの通信販売でお世話になっている、共立エレショップ様のものです)

5.接続と運用開始

 信号ケーブルとコネクター、信号ケーブルとコントロールボックスを接続したら、コントロールボックスに電源ケーブルを繋ぎます。マシンが起動している場合、信号ケーブルを差し込む瞬間に1クレジットが入ることがありますが問題はありません。

 リモコン送信機を使って、思ったようにクレジットが入るかテストします。

 コントロールボックス1台で2台のマシンを制御する場合、1~4の作業をもう一度行います。

・リモコン操作の紹介ビデオ(Youtube動画、約31秒)

6.製品について

名称:無線でクレジット こんたくんVer.

ダーツマシン2台用のスターターキット

コントロールボックス×1個、リモコン×2個、内部信号用コネクタ×2個、信号用ケーブル×2本、ACアダプタ×1個のセット

内部信号用コネクターは約30cm、信号用ケーブルは約3mです。 


外観(ケースは変更になることがあります)

7.保守と補償について

 購入から6ヶ月を補償期間とさせていただきます。6ヶ月以内の不調については無償で本体(コントロールボックスとリモコン2個をセットで)の交換をさせていただきます。これまでに設置していただいている店舗様での運用実績ではリモコンの電池は一年近く使用可能と思われますが、電池切れの際は適宜の交換をお願いいたします。

 本体以外のケーブルやACアダプタは長期使用が可能と思われますが、不調の場合は実費にて交換を賜ります。

 購入または交換後、6ヶ月を過ぎての不調に関しては、本体(コントロールボックスとリモコン2個)の実費での交換となりますのでご了解ください。 

8.よくある質問

Q。購入を検討しているのですが、先もって実機を送ってもらえますか?

A。受注生産のため、実機を送るのは難しいです。販売代理店さまに問い合わせするか、すでに導入されている店舗さまにて確認をお願いいたします。


Q。送信機の電池は何を使っていますか?

A。 CR2016のボタン電池です。コンビニや電気店でも購入出来ます。


Q。連発ボタンを押してから、少し遅れて連発が始まりますが異常でしょうか?

A。リレーを使った仕様上、クレジットが入り始まるまでに1秒以下の遅延が生じます。異常ではありません。


Q。クレジットを上げるスピードは変えられますか?

A。出荷時は1秒当たり約10回に固定してあります。


Q。電波の届く距離は?

A。433MHzまたは315MHzの電波を利用しており、電波障害がなければ約50mは届くはずです。


Q。一店舗に2台のコントロールボックスを置けますか?

A。基本的に送信機ごとに信号が違いますので、2台以上の設置は可能です。一度に2台以上のコントロールボックスをお求めいただいた場合は、干渉しないかチェックしていますので、ご安心下さい。追加でお求めいただいた場合は、干渉する可能性があります。また、自動車の電飾に同じ周波数を仕様している可能性がございます。


Q。設置の仕方が分かりません。設置を頼めますか?

A。ダーツマシンに数種類のバリエーションがあるのと、マシン内部への変更は個人の責任の範疇となっています。販売代理店または、マシンを設置されたディラー様と相談をお願いいたします。


Q。最初は使えていましたが、だんだんスイッチの反応が悪くなってきました?

A。送信機の電池が消耗している可能性が高いです。電池交換をしても改善しない場合は、内部部品の経年劣化の可能性もありますので御相談下さい。

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